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2007年4月 1日 (日)

ヒューマノイド規制法について(2)

このブログで以前,「10年ないし20年先には,『ヒューマノイド規制法』と称する法体系が登場するのではないか」と述べたが,この予想は,案外早く実現しそうだ。ただし,お隣の韓国においてである。

韓国産業資源部(日本でいうと経済産業省か?)のホームページによると,「産業資源部が、ロボット産業が目指すべきロボット技術や倫理的問題、製作者の倫理、ロボットの改造・破壊などと関連したユーザーの倫理を盛り込んだロボット倫理憲章を年内に制定、公表する。 少子高齢化など、社会構造が変化し、多様な知能サービスロボットが登場する中、人間とロボットのパートナー関係に対する認識を高め、未来のロボット需要を創出するのが狙い。 また、科学技術の発達でロボットの学習能力が向上し、自ら判断して行動する知能ロボットの時代が到来すると予想されることから、ロボットの役割と機能に関する倫理的なガイドラインを提示するため。」とのことである。

人間とヒューマノイドとの間には,「不気味の谷」と呼ばれるギャップがあり,これが,将来,ヒューマノイドが広範に普及する妨げになる可能性は,日本においても指摘されてきた。韓国政府は,「ロボット倫理憲章」の策定を通じて,人間のロボットに対する潜在的な嫌悪感を取り除き,ロボット普及の手助けを使用というのであろう。

いかにも儒教の国らしいという感想もあり得るが,人間とロボットが感情面において,どのようにつきあうかという問題は,韓国に限らず,世界全般における文化と宗教の問題である。日本が次世代ロボット技術で世界をリードしたいと考えるのであれば,人間とヒューマノイドの間を取り持つ文化的・宗教的方策を研究することは必要不可欠であろう。しかし,私の知る限り,日本の政府機関がそのような研究に着手したという話は聞かない。

韓国産業資源部のホームページはこちら http://japan.mocie.go.kr/language/jap/about/news_view2.jsp

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