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2008年4月21日 (月)

上履きにICチップ

毎日新聞の記事によると,大阪府池田市の大阪教育大付属池田小学校で,自動の上履きに入れたICチップで自動の居場所を探知する実証実験を開始したとのことである。池田小学校といえば,8人の児童が殺害された悲惨な事件があった小学校であるが,この小学校が再び事件や災害に見舞われた場合,どこに児童がいるかを迅速に把握し,避難誘導させるのが狙いということのようだ。なるほどそういうアイデアもあるのだなあ,という気もするが,例えば避難訓練を徹底して行うこと以上に,上履きにICチップを入れて児童の居場所を探知するメリットがあるのか無いのかは,よく分からない。また,このような用途にICチップを用いるのであれば,一つでも探知漏れがあってはいけないことになるが,ここまでの精度を確保するのは技術的に至難の業ではないか,と思う。まあ,このあたりを確認するための実証実験なのだろうが。

おそらく上履きに仕込まれるICチップは自ら電源を持たないパッシブタグなのだろうが,これでは電波が微弱で感知精度が上げられないという問題がある。素人のアイデアだが,どうせ上履きに仕込むのなら,児童が履いて歩くたびに発電するアクティブタグを開発してはどうだろう。そうすれば電波の微弱性という問題は解決できるのではないか。

もちろん,法律家の視点で見ると,児童の居場所を逐一把握するシステムってどうなのだろう,という気もするが,それは,それなりに精度が上がった上でのお話しになると思うので,当面はこの実証実験の行方に注目したい。(小林)

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