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2008年6月23日 (月)

鈴木健太郎氏のご意見

大阪弁護士会の元事務局長を務められ、現在は法テラス大阪にご勤務されている鈴木健太郎氏から、拙稿について貴重なご意見をメールでいただいたので、同氏のご了解を得て、2通にわたるご意見を一つにまとめたうえで掲載します。大阪弁護士会事務局の要職として司法改革の経緯をつぶさに目撃された方として、勇気あるご意見を寄せて頂いたことにつき、心から感謝申し上げます。

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いつもブログを拝見させていただいております。

「日弁連はなぜ負けたのか?中間まとめ」で、今までの内容をコンパクトされて読みやすくなっています。鋭く、自己批判(弁護士会)をしながら、行く末を心配されている様子が良く理解できました。

元事務局職員からの意見としてお読みください。

官僚機構に対抗しうる組織を日弁連は持っていなかったことです。片手間で相手をするほどの軟弱な相手ではないのに、軟弱な組織の日弁連が対抗しうるはずがありません。日弁連が、勝つためには、「情報収集・分析」「官僚と同じように毎日研究検討できる人材の確保-弁護士が担当」「有能な職員の育成」という組織固めが必要です。

烏合の衆のようにまとまりのない意見や毎年変わる活動をすることでは、勝てません。弁護士だけで、政策決定をせず、事務局にもその一端を担わせ、オール日弁連態勢を築かないと組織運営はもう無理だと思います。

(私は)弁護士会時代に初代の法曹養成対策特別委員会の事務局を務めていたので、臨司意見書から現在までの状況は大体は把握しておりました。

司法試験改革、法曹人口等の問題では、委員会において賛否両論の意見がありました。反対意見の中で「今日のような結果になる」との指摘(説)をされていた先生がすでにおられました。如何せん少数意見であり、司法改革という集団ヒステリーに取り付かれていた当時の状況では通るはずもありません。きっと当時の大阪では、会員は経済的に豊かで余裕があったのでしょうね。また、弁護士独特の倫理観、社会への貢献という考え方が、心の中のエゴを抑制していたのでしょうか。

勝ったか、負けたかは、まだ勝負は付いていません。これからの弁護士、弁護士会のあり方によって変化すると思います。なにせ、弁護士は正義の味方、ヒーローですから、負けては話が続きません(笑い)。

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