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2008年6月18日 (水)

日弁連はなぜ負けたのか? 中間まとめ(3)

本稿をもって,「日弁連はなぜ負けたのか?」を一応終了したい。もちろん法曹人口問題などについての発言は折に触れ続けていくつもりだが,歴史的事実をご紹介して検証して連載する,という作業は,一旦中断する。

もちろん,必要な歴史的事実の検証が終了したわけではない。筆者が今まで行ってきた勉強に関しては,重大な二つの作業が欠落している点をお断りしておかなければならない。

一つは,司法改革の歴史的検証である。司法改革は,現在の日弁連を支える一つの柱であり,その歴史的検証は不可欠であるが,これを行うためには,最低限,1960年代に遡って諸資料にあたらなければならないが,この時期の資料はインターネットでの入手が困難であり,仕事の片手間に調査するには,筆者の手に余る。

もう一つは,2000年(平成12年)以降,現在までの歴史的検証である。特に,司法制度改革審議会の最終意見書が,政府の閣議決定として結実するまでの約1年間の過程とそれ以降である。これは筆者の直感にすぎないが,おそらくこの事務作業の過程で,裁判所と法務省の官僚は,自分らに不利な部分を徹底的に骨抜きにしたと思う。一方日弁連は,馬鹿正直に,司法改革の実現に「だけ」邁進したのではないかと想像している。この部分の検証は,とても重要である。実務的かつ地味な部分であり,公式資料も乏しいだろうが,いつか取り組んでみたい。

振り返ってみると,筆者が半年にもわたり,自分にとって何の役にも立たない駄文を書き連ねて来られたのは,先の日弁連選挙のさなか,それまでの百倍に達するアクセスを当ブログにいただき,その後も熱心な読者がおられたことが原動力になっている。いただいたコメントも,多くは真摯なものであった。筆者の事実認識や意見が全て正しいはずもなく,今後も大いにご批判を仰ぎたい。長い間当連載を読んで下さった方々に,心から御礼を申し上げたい。ありがとうございました。(小林)

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