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2008年8月20日 (水)

韓国の弁護士増

2008年8月19日の東亜日報WEBは,「不況に喘ぐ弁護士市場,薄利多売訴訟から受任料詐欺まで」と題して,次のように報じている。

2002年に5000人を越えた弁護士は,今年に入って2倍に増加したものの,事件数はソウル地方弁護士会規準で同期間40%増にとどまったことが原因で,弁護士一人あたりの受任数減や,大手事務所への事件集中が発生しているという。そのため,受任料詐欺や,集団訴訟が増加し,廃業に追い込まれる弁護士も少なくないという。ソウル中央地裁のある判事は,「弁護士が成功報酬を狙って、和解で終わる事件を無理やり正式裁判へと進める事例が多い」と指摘した。

弁護士業界の不況は韓国の裁判官事情にまで影響を及ぼしている。いざとなれば辞表をたたきつけて野に下る気骨のある裁判官が減り,官僚化しているという。

不正確かもしれないが,若干解説を加えると,韓国では日本より数年早く,司法試験合格者を年間1000人に増加させた。1994年現在の司法試験合格者数が約300人だったと言うから,合格者数はその3倍になったことになる。韓国の人口は約4800万人で,日本の3分の1だから,司法試験合格者数1000人というのは,日本の3000人に匹敵する。また,韓国では,弁護士会が訴訟件数を把握できる仕組みがあり(訴訟用の印紙を弁護士会が販売するということだったと思う),そのため,日本より事件数の正確な把握が可能である。

記事には裏付けがないし,東亜日報の立ち位置を筆者は知らない。また,韓国と日本との社会的経済的成熟度の違いという視点も必要だ。しかし,多少の「眉唾」を差し引いても,この記事が,日本の法曹界の未来(もしかして現状?)を示唆していることは間違いないと思う。(小林)

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