« 伊藤ハム事件を振り返る(1) | トップページ | 伊藤ハム事件を振り返る(2) »

2009年1月 6日 (火)

フラガール(DVD鑑賞)

福島県常磐市の弁護士会を舞台にした実話,感動の映画化。

豊川悦司演じる主人公は,かつて「12人の優しい日本人」の陪審員になったこともある優秀な弁護士だが,弁護士を手厚く保護してきた国の政策が180度転換し,いまや弁護士業は斜陽産業である。彼は福島県弁護士会常磐支部に在籍して,国選弁護事件で細々と食いつなぐ貧乏弁護士となっていた。弁護士会は,時代に応じ変化して生き延びようとする勢力と,旧来の弁護士像を守り抜こうとする勢力とに分裂し,内部抗争のあげく疲弊していく。

そんな中,弁護士会館の地下から湧いた温泉を利用する保養施設を建設し,仕事にあぶれた女性弁護士がフラダンスを踊るという仰天の構想が浮上する。蒼井優演じる妹の弁護士は,兄のような弁護士業に未来はないと考え,家族に隠れてフラダンスの練習に励むが,親バレしてしまう。「おらはお前に腰を振ったり愛想笑いをさせるために高い金出して法科大学院に行かせたんでねえ!」と激高する母親に,蒼井優は言い返す。「腰振ったって,馬鹿みたいに愛想笑いしたって,それでお客さんが喜んでくれるなら,そういう弁護士もあっていいんでねえのけ?」

娘の熱意に母親も折れ,フラダンスショーの成功に協力する。蒼井優がソロで踊るラストは圧巻だ。そして豊川悦司は,新たな弁護士像を切り開く妹を温かく見守りつつ,国選弁護事件を探しに弁護士会館に向かうのだった。(小林)

|

« 伊藤ハム事件を振り返る(1) | トップページ | 伊藤ハム事件を振り返る(2) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/192469/43659677

この記事へのトラックバック一覧です: フラガール(DVD鑑賞):

« 伊藤ハム事件を振り返る(1) | トップページ | 伊藤ハム事件を振り返る(2) »