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2011年10月27日 (木)

弁護士資格返上者700人。日本ロイヤー協会(JAMILA)誕生

日本初の法務専門家団体である日本ロイヤー協会(Japan Middle Lawyers Association) が、平成25年春を目途に設立されることになった。来春都内で準備会が発足する。設立時の会員数は3000名を超える見通し。

会員の多くは、企業や地方自治体に勤務する弁護士や法務部の従業員。会員資格を弁護士に限らないことを特徴とする。会員は「プレミアム・ロイヤー」「デラックス・ロイヤー」「スタンダード・ロイヤー」の3種とし、「プレミアム」は日本の弁護士資格保有者、「デラックス」は司法試験合格者及び外国の弁護士資格保有者、「スタンダード」は法科大学院卒業者となる。現在、「プレミアム」会員は約300人、「デラックス」会員は約800人、「スタンダード」会員は約1700人となると見られる。但し、「デラックス」会員希望者の中には、弁護士資格保有者が約700人おり、協会設立と同時に弁護士資格を返上する予定。

広報担当者に話を聞いた。

―なぜ弁護士資格を返上するのですか?

「企業内・組織内弁護士は、現在約1000名います。弁護士会に年間50万円以上の会費を払う上、弁護士会活動への参加を強制されています。しかし我々の多くは訴訟代理人として活動しませんし、宮仕えの身で弁護士会活動の強制はつらいし、企業内での独立性を保てとか、企業の社会的責任を維持しろとか、弁護士会から口出しされるのも不愉快です。弁護士という肩書きだけに50万円の年会費を支払うなら、JAMILA会員として『ロイヤー』を名乗ればよい、という発想です」

―今後、弁護士資格を持たない「ロイヤー」は増えるのでしょうか

「増えます。現に、司法試験に合格しても司法研修所に行かず、会社員や公務員になる人が、年間200人程度出ています。彼らは、一般の弁護士より高度な企業法務の専門能力を持ちながら、『弁護士』を名乗ることができない、という差別を受けています。外国の弁護士資格保有者も同じです。彼らに『ロイヤー』を名乗らせたい、というのも、設立目的の一つです」

―法科大学院を卒業したが、司法試験に合格しなかった人の加入も認めるそうですね

「司法試験というのは訴訟技術のための特殊な試験ですから、合格しなかったといっても、落ちこぼれではありません。法科大学院を卒業して法律専門職として働く人にも、ふさわしい社会的呼称を与えるべきです。」

―「ロイヤー」をランク付けすることに反対はないのですか

「(笑)実はいま議論をしているところです。冗談で『松』『竹』『梅』という話も出たのですが、上下のランク付けはしない点で一致しています。他方、利用者の視点からは、一目で資格の中身が分かる呼称が必要と考えます」

―日弁連は、「ロイヤー」と名乗ることに反対していますが

「『ロイヤー』とは『法律家』という意味の一般名詞なので、これを使用することに誰も反対できません。また、日弁連はかねてから『弁護士とロイヤーは違う』と主張してきたので、いまさら『ロイヤー』という呼称を独占しようという意味が分かりませんね」

―なぜ「ジャミラ」という略称にしたのですか

「企業や組織『内』で働く我々の共通点をMiddleで表しただけで、深い意味はありません。でも、40歳以上のメンバーは、『ジャミラ』と聞くとなぜか必ず、スーツの襟を頭にかぶせて顔だけ出すんですよね」

この記事はフィクションです。実在の団体・個人とは一切関係ありません。

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コメント

30代後半なら同じことしますよー > ジャミラ

投稿: しんたく | 2011年10月27日 (木) 11時22分

現状の矛盾点をここまで具体的に示して下さったことに感謝です。
もし出来たら、私も入会したいですね。


ジャミラは、お茶噴きました。

投稿: 元ロー生 | 2011年10月27日 (木) 11時38分

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