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2012年2月16日 (木)

平成24年度日弁連会長選挙第1回投票結果の分析(4)

再投票が決まった平成24年度日弁連会長選挙で、宇都宮候補が2800票差を覆すためには、単純に投票率を上げるだけではなく、山岸陣営の派閥の動員力を弱める作戦が必要だ。この作戦が大都市圏で奏功するほど、勝利の可能性が増すことになる。

下のグラフは、22年度日弁連会長選挙の第1回投票結果と第2回投票結果を比べ、宇都宮候補から見て有利に変化した単位会順にソートしたものだ。例えば大阪では、宇都宮候補は2回目で420票増やす一方、山本候補は2回目で177票失い、差引597票、宇都宮候補に有利に変化したことになる。一方東京弁護士会では、宇都宮候補は2回目で136票失ったが、山本候補は674票を失ったため、差引538票、宇都宮候補に有利に変化したことになる。このグラフで見ると、宇都宮候補は、大阪と東京三会の合計4単位会で、2000票差をたたき出し、逆転勝利に結びつけたことが分かる。

この4単位会のうち、天王山となるのは二弁だろう。今回二弁は、東弁や一弁に比べ弱いと言われる派閥の力を総動員して尾崎候補を推し、投票総数の過半数を集めたが、それも二弁限り。全国レベルでは大差で三位に甘んじたことで「どっちらけ」となり、再投票での投票率はかなり下がると予想されるからだ。また、尾崎陣営は、いわゆる旧主流派に属する点で山岸候補と共通するが、案外、近親憎悪が働いて、山岸候補には投票しない弁護士も多いと予想する(その意味では2800票差は、マックスとみるべきだろう)。一弁、大阪も、第1回目の投票率は5割から6割に留まるし、候補者の出身母体でもないため、派閥の動員力が弱まる可能性はある。

宇都宮陣営から見れば、派閥の動員力が弱まった大票田に斬り込み、若手浮動票を取り込むことが、2800票差を覆す戦略となる。

22tokuhyousuusa

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