« 法律相談センター廃止の損得 | トップページ | 日本型保釈保証制度に対する素朴な疑問 »

2012年2月 6日 (月)

地獄の黙示録

(あらすじ)

特命武装弁護士黒木約介は、日弁連会長から、N県弁護士会会長である勝隆盛の暗殺を命じられた。

勝弁護士は、N県弁護士会会長就任後、弁護士の新規登録を一切拒否して既存弁護士による王国を作り、同県民と弁護士に「カーツ大佐」と呼ばれ慕われているという。

「なぜ『カツ会長』ではなく『カーツ大佐』なのかは謎だ」と日弁連会長は言った。「弁護士が増えすぎて困るという事情は分かるが、新規登録を一切拒否したのでは、弁護士会は世論の袋だたきにあい、強制加入団体性を失ってしまう。全国の弁護士会に支持者が現れ始めている。あの男は危険だ」

黒木約介は、小型船で川を遡ってカーツ大佐に近づくことにした。しかし河口はベトコンの支配する危険地帯。そこでは、武装ヘリコプターからなるアジーレ飛行隊が「ワルキューレの騎行」を大音量で流しながら、掃討作戦を行っていた。密林に炸裂するナパーム弾の炎は、ベトコンも村人も、全てを焼き尽くす。「朝のナパームのにおいは格別だ」とアジーレ中尉は言って笑った。

N県に潜入した黒木約介だが、カーツ大佐に囚われてしまう。カーツ大佐は言った。「私を殺すがよい。人は私が狂ったと言うが、どちらが狂っているか考えてみなさい。わが国で弁護士は、必要最低限の仕事しか行わない。それでも国民は十分に幸せだ」

嵐の夜、黒木はカーツ大佐の命を奪って脱出する。報告のため日弁連会館に向かう黒木は、自分が紛れもなく狂気の側にいることを知るのだった。

注;このエントリは、全てフィクションであり、実在の個人や団体と一切関係ありません。

|

« 法律相談センター廃止の損得 | トップページ | 日本型保釈保証制度に対する素朴な疑問 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/192469/53847024

この記事へのトラックバック一覧です: 地獄の黙示録:

« 法律相談センター廃止の損得 | トップページ | 日本型保釈保証制度に対する素朴な疑問 »