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2012年3月21日 (水)

勝者なき戦い~日弁連会長選挙再投票結果分析(3)~

再選挙に宇都宮候補・山岸候補両者が再出馬した場合、勝敗を分ける第一の要素は、山岸候補が18単位会を獲れるか、である。

山岸候補にとって、12単位会は固いと思われるから、残りは6単位会。再投票で同点だった静岡(133133)をはじめ、愛媛(5242)、大阪(10121162)釧路(2725)、広島(144123)、三重(4944)、山口(4849)、山梨(4137)、秋田(2723)、長野(9082)が、票差が小さいことからして、激戦区となりうる(括弧内は再投票における宇都宮候補対山岸候補の得票数)。

そしてこのうち、大阪を除く9単位会では、「地元ボス」の意向が、投票行動を大きく規定するだろう。派閥選挙は東京大阪など大単位会にしかないという認識は誤りだ。

とはいえ、「地元ボス」には、彼らなりの考えがあって候補者を選定しているのだから、今回と次回の投票行動がそう簡単に変わるとは思えない(ただ、永遠に選挙が続くことを阻止するため、あえてどちらかに乗り換える地元ボスはでてくるだろうが)。再投票において、上記9単位会のうち、山岸陣営が獲得したのは山口だけだから、山岸候補が再び大阪を獲れたとしても合計14単位会にとどまる。その先は、血で血を洗う1票差の獲得だ。同点の静岡(0)、山梨(4)、三重(5)、山口(1)、秋田(4)、釧路(2)は、1票が勝敗を決することになる。このうち24単位会を山岸候補が獲ると仮定すると、16から18単位会になる。

宇都宮陣営にとって逆風となり得るのは森川の再出馬だ。第1回投票で落選した森川票の一部は宇都宮陣営にまわり、かつ山岸陣営にはまわっていないため、森川の再出馬は、宇都宮候補票を減らす可能性がある。森川の再出馬は、本人の意思とは真逆に、山岸候補を応援する行為に他ならない。しかし、それでも立候補するのが、教条主義者の所以だろう。

森川が再出馬した場合、静岡、大阪、その他12の単位会を山岸候補が獲ると思われる。これで1720単位会だ。

つまり、再選挙において、山岸陣営が18単位会を獲得する可能性は五分か、それよりやや多いと予想する。

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