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2012年10月12日 (金)

青春18きっぷで弁護士逮捕

大阪地方検察庁特捜部は昨日、星野鉄朗弁護士(35)を逮捕したと発表した。容疑は詐欺罪。受任事件の出張旅費として、依頼者から東京往復の新幹線指定席料金として2万8100円の支払いを受けたにもかかわらず、実際には青春18きっぷを利用し、往復約4600円で出張した。星野容疑者が乗った小田原発戸塚行き快速電車が人身事故により3時間立ち往生したため、裁判所に出頭できなかったが、新幹線に乗っていれば遅刻しなかったため、不審に思った依頼者が問い質したところ、青春18きっぷを使って移動したことを認めたという。

今年に入ってから、出張旅費をめぐる弁護士の不祥事が相次いでいる。3件の裁判期日を同一日に入れたにもかかわらず、3人の依頼者からそれぞれ旅費日当全額を受け取っていたA弁護士(3人がたまたま知り合いであったことから発覚)、依頼者に新幹線グリーン料金を請求したのに、実際には自由席で出張していたB弁護士(隣の席に偶然依頼者がいたため発覚)、新幹線指定料金を受け取っておきながら、夜行バスで出張したC弁護士(夜行バスが事故を起こし救急搬送されたため発覚)など。

大阪地検特捜部は、星野容疑者の携帯電話の位置情報を入手しており、「位置情報は全部普通電車の路線上。この半年間新幹線に乗車した形跡がない」ため、多数の余罪があるとみて調べを進めている。星野容疑者は、「浮かせた旅費を事務所経費に流用した。依頼者には申し訳ない」と容疑を認めている。

日弁連の山串会長は、昨日午後に謝罪会見を行ったが、その晩の懇親会で「情けない弁護士が増えた。どうせ逮捕されるなら、依頼者の金1億円くらい横領しろといいたい」と発言したと報じられ、火消しに躍起になっている。

日弁連評論家の小林正啓弁護士「この事件の背景ですか?それはもちろん、弁護士には『乗り鉄』が多いからです(きっぱり)」

注;このエントリはフィクションです。

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コメント

マジレスで、詐欺になるんでしょうか…
事務所の報酬基準で、「鉄道を利用する場合はグリーン料金」と一律に定めているところも結構あるのではないかとも思うのですが、これでもダメでしょうか。
(自分のは…と見ると、何も定めてませんでした)。

コピー代金も実費として請求している事務所もありますが、あれも概算ですよね。

投稿: しんたく | 2012年10月12日 (金) 11時59分

実は私も悩んだのですが、この事例の場合、詐欺になると思うのですが。つまり、はじめから新幹線を利用する考えがないのに、新幹線を理由するからと嘘をついて新幹線代を請求したり、実際には青春18きっぷで出張したのに、新幹線を利用したと嘘を言って、新幹線代を請求した場合です。これに対して、契約書(事務所報酬基準も含む)上の記載が、出張旅費は新幹線グリーン席料金と見なす、とある場合(そう解釈される場合も含む)には、実際にはどの交通機関を利用するかは弁護士の裁量ということになり、仮に青春18きっぷで行っても詐欺にはならないと考えます。

投稿: 小林正啓 | 2012年10月12日 (金) 15時17分

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