« 内藤頼博の理想と挫折(22) | トップページ | 内藤頼博の理想と挫折(23) »

2013年3月21日 (木)

『自由と正義』廃刊へ

日弁連(日本弁護士連合会)の機関誌『自由と正義』が今年度いっぱいをもって廃刊されることが、関係者への取材で分かった。

『自由と正義』は、日弁連創立の翌年である昭和25年(1950年)1月から毎月発刊されている機関誌。創刊号の表題は『日本弁護士連合會會誌』だったが、第9号より、『自由と正義』に変更された。有馬忠三郎初代会長は、創刊の辞において「全国六千の弁護士を包容する我が連合会は智能的自治団体として、国家権力の濫用を防止し、国民の自由と社会正義を顕現し得る最も実力ある存在となった」と高らかに宣言した。

しかし、平成20年ころから、「何となく薄くなってきた」とか「ページ数が減っただけでなく、影(存在感)が薄くなってきた感じがする」といった評価が出はじめた。「252月号の『即独・ノキ弁のいま』は面白かったが、自由や正義と関係あるのか」「良く言えば業界誌、悪くいえば内向きになっている」との評もある。「弁護士が増えすぎて、経済的な困窮が進んだため、年60万円から100万円超という高額な会費の使途に対する会員の目が厳しくなっている。そのため、ページ数が増えないよう努力しているし、会員の興味を惹く記事がどうしても増えるから、人権問題にばかりページを割けない」と、日弁連広報担当は語る。

『自由と正義』廃刊のもう一つの理由は、懲戒情報の激増。毎号巻末には弁護士登録・抹消・異動といった人事情報や、懲戒情報が掲載されているが、平成25年ころから、懲戒情報の掲載ページ数が激増。十頁を超える号もあり、「まるで弁護士による人権侵害情報誌。これでは『自由と正義』の名が泣く」との意見が強くなってきたのだ。

日弁連では今年度一杯で『自由と正義』を廃刊し、来年度は2分冊にして毎月発刊するという。1分冊目は弁護士の業務情報を中心に掲載し、2分冊目に人事・懲戒情報を掲載する。誌名は未定だが、1分冊目は『実務と法令』、2分冊目は『人事と懲戒』が有力という。

日弁連評論家の小林正啓弁護士「『実務と法令』? いいと思います。本棚の乾燥剤に使えそうだ」

注:この記事はフィクションです。実在する団体や個人とは、一切関係がありません。

|

« 内藤頼博の理想と挫折(22) | トップページ | 内藤頼博の理想と挫折(23) »

コメント

ほんとうですか?

投稿: 弁護士と闘う! | 2015年9月25日 (金) 18時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/192469/56997922

この記事へのトラックバック一覧です: 『自由と正義』廃刊へ:

« 内藤頼博の理想と挫折(22) | トップページ | 内藤頼博の理想と挫折(23) »