« クレーマー主義について 再 | トップページ | クリミヤ弁護士会、独立へ »

2014年3月20日 (木)

事務所における女性弁護士の比率を2割以上に

ボス弁;「集まってもらったのはほかでもない。この文書を読んでくれ」

イソ弁A;大阪弁護士会からですね。『男女共同参画推進基本計画に基づき、事務所の女性弁護士の数を2割以上にしてほしい』という内容ですね」

ボス弁;「そうだ。ところで、わが事務所の女性弁護士比率を知っているか?」

イソ弁B;「はい。女性は1人で、残り8名が男性です」

ボス弁「そうだ。女性の比率が2割に達していない。そこでだ」

イソ弁C;「分かりました。来年は女性弁護士を採用する、ということですね」

ボス弁;「違う。イソ弁の採否は私が決める。そんな相談なら、君たちに聞かない」

イソ弁D;「では、どうすればよいのでしょう」

ボス弁;「察しが悪いな。君たち4人はみな男だ。ついては今月いっぱいで辞めてもらいたい」

イソ弁ABCD;「えー!?」

ボス弁;「残念だが、弁護士会からの要請であれば、断るわけにはいかない。幸いなことに、君たち4人が辞めれば、我が事務所の女性比率は2割になる。男女共同参画推進のためだと思って、辞めてくれ」

イソ弁A;「そんな…。女性弁護士をもうひとり採用すればいいじゃないですか」

ボス弁;「君もわが事務所の経営状態は分かっているだろう。もうひとり雇うなんて、無理だよ。」

イソ弁B;「僕らだって、いま辞めたら食べていけません」

ボス弁;「気の毒だが、文句は弁護士会に言ってくれ」

イソ弁C;「分かりました。それなら、ぼくたち4人で共同事務所を作って独立します」

ボス弁;「そうしたまえ。但し、女性弁護士をひとり採用しないと、大阪弁護士会から怒られるぞ」

 

注:このエントリはフィクションです。元ネタはこちら

「20140320ONEGAI.pdf」をダウンロード

 

 

|

« クレーマー主義について 再 | トップページ | クリミヤ弁護士会、独立へ »

コメント

全員女性の弁護士事務所の男性比率と聞かれたら、姿形こそ女性だが、中身が男以上だから、これ以上、男性弁護士を雇用する必要はない。

投稿: はるな | 2014年3月20日 (木) 14時55分

この目標には笑いました。
基本的人権、って、それを言うなら差別はいけないから女性優遇政策に反対すべきなのに、逆に会員に圧力をかけるって酷いですね。

大阪府は公務員採用で女性を優遇していて男性は面接試験に通りにくくなっていますが、民間でまで男性差別をするのはおかしいでしょう。
基本的人権を守る立場からは、男性差別であるクオータ制に反対すべきです。

企業において女性であることによる昇進差別は民事上違法になりえますが、男性差別なら構わないというのもおかしいですね。今回の通達は昇進ではなく採用の段階の問題ですが、本質は同じだと思います。

また、自治組織である弁護士会が国策である男女共同参画に何ら疑問を示さずに協力しているところを見ると、結局、弁護士会も役所みたいなものなのかと思ってしまいます。クオータ制は男性差別との関係や、実力主義に反するという観点から、民間では批判のあることなのに、疑問を呈さずに受け入れているところが問題ですね。

投稿: sate | 2014年4月26日 (土) 09時04分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/192469/59324357

この記事へのトラックバック一覧です: 事務所における女性弁護士の比率を2割以上に:

« クレーマー主義について 再 | トップページ | クリミヤ弁護士会、独立へ »