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2014年3月27日 (木)

クリミヤ弁護士会、独立へ

大阪弁護士会に所属する弁護士の一部が、独立して新たな弁護士会を結成する見通しとなった。弁護士会の分裂は、戦後初。

ことの発端は、大阪弁護士会と法テラス(日本司法支援センター)との対立に遡る。法テラスは、経済的弱者への司法支援として、弁護士費用の立て替えを事業としているが、この弁護士費用の査定基準が不透明で安すぎるとして、多くの弁護士が不満を募らせていた。

半年前、法テラスとの対決を公約に掲げた小浜弁護士が大阪弁護士会会長に就任し、法テラスに対して査定基準の透明化と高額化を要求。これに反発した法テラスは、「報酬査定に異議を述べない」との念書を出さない弁護士には事件を配点しない、として対抗した。小浜会長は、会員に対して念書を出さないよう要求し、「念書を出した弁護士は懲戒する」との強硬姿勢で臨んでいた。

これに音を上げたのが若手弁護士。「法テラスから事件をもらわなければ生活できない」として、相次いで念書を提出。大阪弁護士会から独立し、新たな弁護士会を結成するため、発起人会を設立した。新弁護士会は会館を持たず、会費は年12万円程度になるという。

会の名称は未定だが、当面、発起人代表の名前をとって「クリミヤ弁護士会」を名のる。発起人代表の栗宮美麗(くりみや・みはる)弁護士(34)は、「大阪弁護士会は、年60万円もの会費を取るくせに、われわれの生活を全く考えない」と述べ、独立の正当性を訴えたが、記者からの質問は、東大法科大学院のミスコンで優勝した経歴や、「萌えキャラ」が出回っている現状に集中し、栗宮弁護士を困惑させていた。

弁護士法上、弁護士会が設立されるためには、法務局が登記を受け付けることが必要。法務局と法テラスを管轄する法務省の風鎮(ふうちん)法務大臣は、「クリミヤ弁護士会が設立登記を申請すれば受け付ける。これは若手弁護士の自主的かつ民主的な決定である」と述べ、クリミヤ弁護士会の独立を全面支持する立場を明確にした。

小浜大阪弁護士会長は、風鎮法務大臣に抗議文書を渡すなど、対決姿勢を明確にしているが、決め手に欠けるのが現状。クリミヤ弁護士会員になれば、年会費が12万円と格安のうえ、法テラス事件を受任できるならばと、移籍を検討する弁護士も増えており、内部分裂を食い止めるのが精一杯だ。

クリミヤ弁護士会は、大阪法務局の隣の雑居ビルに事務局を設ける。家賃や事務局員の人件費、水道光熱費は弁護士会の負担だが、なぜかガスだけは、法務局が無償で供給するという。

 

 

このエントリはフィクションです。実在の人物や団体とは一切関係ありません。

 

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コメント

本末転倒。法テラスと対立したって元々法テラスて、弁護士のハローワークなんだから文句云う方がおかしい。頭切り替えて法テラス
の仕事は、アルバイトと考え事務所受任の事件で稼げばいいじゃないの。若手弁護士には、弁護士会会費は重荷。弁護士会の意義て、そこに登録してさえすれば弁護士活動できるところにあるんだから、会費が安いところに人が集まるのは、自然。
もう弁護士を取り巻く環境が変ったんだから新弁護士会だっていいじゃないの。

投稿: はるな | 2014年3月28日 (金) 10時40分

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