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2014年3月17日 (月)

環境省、(ワ)号事件を絶滅危惧種に指定へ

関係筋によると、環境省は、(ワ)号事件を絶滅危惧種に指定する方向で検討に入った。

(ワ)とは、裁判所の「事件記録符合」の一つ。明治時代の裁判所発足以来、事件の種類ごとに符合が決まっている。行政事件と民事事件はカタカナで、刑事事件はひらがな。たとえば地方裁判所の破産事件は(フ)で、刑事公判請求事件は(わ)。

(ワ)とは、地方裁判所が受理した通常の第一審民事訴訟事件を示す符合であり、これに、その年最初に受理した事件から順番に番号を振る。たとえば、東京地方裁判所で今年123番目に受理した損害賠償請求事件の事件番号は、「東京地方裁判所(ワ)第123号損害賠償請求事件」となる。

その(ワ)号事件を含む民事訴訟事件が、近年、激減している。

山梨県弁護士会によると、平成24年度の民事・行政事件の前裁判所新受件数は、10年前に比べ、実に51.7%と半減したという。その中でも(ワ)号事件の減少は顕著で、近年は前年比7割のペースで減少を続けているとの指摘もある。

一方、(ワ)号事件を主食とする弁護虫は、大発生した「カバライ」のため、この10年間で倍増したが、「カバライ」が食い尽くされたため深刻な飢餓に陥っており、一部には共食いも発生している。さる環境省筋は、「食いはぐれた弁護虫が新たな食料探しに向かう可能性もある。(ワ)号事件の減少は、生態系に深刻な影響を及ぼす」と懸念を露わにした。

環境省としては当面(ワ)号事件減少の原因を調査し、絶滅を回避する方策を検討する。「場合によってはトキのように、外国から事件を連れてきて繁殖させることも考える」(環境省筋)という。

日弁連評論家の小林正啓弁護士「やはり(ワ)という文字が良くないと思いますね。ワは和に通じますから。代わりに(ダーッ)はどうでしょう。『東京地方裁判所平成26年損害賠償事件、123(ダーッ)』なんて、闘魂がみなぎってよろしい。」

注;このエントリは、静岡のS弁護士からの情報をもとに創作したフィクションです。実在する団体や個人とは一切関係ありません。

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コメント

何をおっしゃいます、労働事件が残っているではありませんか。
ある弁護士ブログでは、残業代未払い請求事件の着手金が10万~25万。成功報酬が、これまた10パーセントから25パーセント。
通常の民亊事件よりお高く感じませんか。
労働審判など通常1回でしょう。まあ1000万を超えれば通常訴訟でしょうが、時効が2年ということから1000万超えはあまりないので、短時間で勝負のつく労働事件は、稼ぎ頭のはずです。

投稿: はるな | 2014年3月17日 (月) 14時08分

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