司法試験合格者、新型テング熱に感染か
厚生労働省は昨日、平成26年度司法試験合格者から、テング熱ウィルスが検出された、と発表した。10年ぶりの再発となるが、厚生労働省によれば、新種ウィルスの可能性が高いという。
司法試験は、裁判官、検察官、弁護士になるため必要な資格試験であり、平成元年ころまでの合格率は2%未満だったため、最難関の国家資格といわれた。この当時のテング熱は、受験生が司法試験に合格した途端、受験予備校の職員から「先生、先生」と呼ばれることによって感染することが多く、「鼻持ちならないエリート意識」「苦労自慢」「参考にならない合格体験記執筆」などを主症状としていたが、多くは司法修習中に、自分よりはるかに優秀な同期生がたくさんいる現実に接して、治癒していた。
ところが、平成12年に行われた司法制度改革によって、司法試験合格者数は急増。需要を超える合格者増により弁護士の就職難が表面化した。最難関試験の看板を返上した司法試験に合格しても、エリート意識は芽生えないため、テング熱患者は激減し、10年前以降は、テング熱の発生は確認されていなかった。
今回確認されたテング熱は、予備試験合格者にのみ発見されることから、新種のウィルスによるものと見られている。主症状として「鼻持ちならないエリート意識」が見られる点は旧タイプと同じだが、「苦労自慢」に代わり「苦労せず合格した自慢」の症状が見られる場合が多い。また、「500番以下は人ではない」「弁護士になるのは落ちこぼれ。ただし大手渉外は除く」といった、旧タイプには見られない発言が観察されるという。
日弁連は、テング熱の再発を憂慮しており、予備試験が諸悪の根源であるとして、予備試験合格者の封じ込めを政府に要望している。これを受け、厚生労働省は予備試験合格者の出身大学を封鎖し、卒業生が予備試験を受けず法科大学院に行くよう誘導する方針を公表した。
テング熱に詳しい小林正啓弁護士;「テング熱はまれに重症化し、後遺症が残るので注意が必要です。重症化すると、『鼻持ちならないエリート意識』が『人民を救えるのは弁護士だけという確信』に発展し、『法の支配を社会のすみずみに』というウワゴトを唱えた例が報告されています。現在の日弁連執行部や、この人たちの中にも、テング熱の後遺症患者がいるようですね。」
このエントリはフィクションです。実在の団体や個人には一切関係ありません。
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コメント
重症化した悪性てんぐ病罹患裁判官に不当判決を下され、高裁病院で、この東京地裁民事25部矢●渉裁判官が下した判決を診断してもらった所、てんぐ病に加えエバリ熱まで発症している事がわかった。
このような患者は、隔離病棟送致が相当である。
投稿: はるな | 2014年9月14日 (日) 10時08分